診療案内 GUIDANCE


大腸内視鏡検査


大腸内視鏡のカメラについた細い管(先端11.7mm)を肛門から入れて大腸の内部を直接観察する検査です。この検査で大腸がんのほかに大腸ポリープ、粘膜下腫瘍、憩室、痔核等の診断ができます。当院ではLCI、BLI観察および、151倍までズームアップできる機能を有する高精度の拡大内視鏡にて検査を行います。

大腸ガンの早期発見・早期治療のために「CAD EYE」を導入しました
「CAD EYE」は、AI技術を活用した内視鏡画像診断支援システムです。

大腸内視鏡検査の流れ

大腸内視鏡検査は予約が必要です。

大腸内視鏡検査は、検査食やご自宅(または勤務先)で約2Lの液体の下剤を内服していただくなど、腸の中の便をきれいに洗い流す前処置が必要です。
そのご説明と検査食や前処置薬をお渡しするために事前にご来院いただく必要があります。
普段の排便状況により追加の前処置薬を要する場合もあるため、検査予約日の1週間前(授乳中の方は2週間前)迄には必ず受診をお願いいたします。

  • 受診されない場合は自動的にキャンセルとなりますのでご注意ください。
  • 事前診察は当日のオンライン予約「一般診療」で順番を取ってお越しください。
    その際に検査食、前処置のお薬をお渡しします。
  • 土日は大変混み合い予約が取れないことがありますのでご注意ください。
    平日の午後は比較的空いています。

詳しくはお電話(03-6225-0551)でお問い合わせ下さい。


持病のお薬を飲んでいる方の注意

狭心症や脳梗塞および動脈閉塞症や血栓などで、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬・抗血栓薬)を服用している方は、その薬を服用したまま大腸ポリープを切除した場合には血が止まらず、大出血を起こす場合があります。そのため、大腸ポリープを切除する1週間前よりこの薬を休薬する必要がありますので、持病をお持ちの方・薬を飲まれている方は、予めお知らせ下さい。 また、血圧が高い場合は当日の検査ができない場合もありますので、高血圧の薬を服用している方は、検査の当日の朝6時に薬を服用して頂きますので、必ず申し出てください。

検査前日から検査終了までの流れ

1.食事制限:

前日は検査食を召し上がって頂く必要があります。また、前日の夜8時以降の食事はできません。水分の摂取は可能です。

2.検査当日:

朝より絶食です。水分は摂取可能です。高血圧などの方は、朝6時に薬を服用して頂く場合があります。

3.下剤の飲用:

検査当日朝、ご自宅(または勤務先)で約2Lの液体の下剤を内服していただきます。

4.排便:

目安として、下剤開始より3時間程かかり、排便回数は約8回程度です。その時間を過ぎてもキレイにならない方は、追加で下剤を飲んだり、浣腸が必要な場合もあります。また、排便時に下着が汚れる場合がありますので、心配な方は着替えをご用意下さい。

5.検査開始:

通常はカメラ挿入開始から終了まで、10〜15分程度です。検査時に大腸ポリープを認めた場合は、その場でポリープ切除が可能です。

6.検査終了後:

なにも異常が無かった場合は、1時間後より食事が可能となります。1週間は激しい運動、アルコール摂取、遠出は控えていただく必要があります。

楽な大腸検査

辛くない検査の工夫

大腸は1メートル以上あり、曲がりくねっています。そのため、大腸カメラを苦痛なく肛門から盲腸まで短時間で検査を行うには、何年もの経験からの熟練した技術が必要です。
ところで、皮ふと異なり腸の表面には感覚はありません。では、なぜ大腸カメラの際に違和感や痛みを感じるのでしょうか? これは、おなかの中に腸が複雑に折りたたまって収まっているためです。
平均的な患者さんではある程度似た状態で収まっているため、最大公約数的なテクニックを習得することにより盲腸まで到達することが可能です。 しかし、パターン外の収まり方をしている患者さんや、開腹手術後の癒着(腸と腸、腸と腹壁がくっついて腸管の自由度が少なくなるもの)がある患者さんでは、定型的な方法のみでは挿入が難しく、臨機応変な対応が必要になります。
そのため、大腸カメラ検査は、専門医での検査をお勧めします。
しかし、中には大腸カメラの挿入が大変難しい方がいらっしゃいます。緩下剤を常用しないと排便が無いような頑固な便秘の方、ご高齢で痩せた女性、開腹手術を受けたことがある方など、熟練した専門医が検査をしても、大腸カメラ検査時に痛みを感じる事があります。その様な方のために、当院では様々な工夫を行う事で、ほとんどの方に楽な大腸カメラ検査を受けて頂いております。


硬度調整機能付き大腸カメラ

細くしなやかなカメラを用いることにより痛みを最小限に抑えることが可能です。しかし、しなやかすぎると検査医の操作がカメラの先端に伝わらず、かえって挿入が難しくなることもあります。 そこで、細径光学拡大スコープで硬度調整機能を有するカメラ(LASEREO レーザー光源専用スコープ EC-L600ZP7)を用いることにより、腸の急な曲がり角はしなやかな状態で通過し、ある程度の硬さが必要な部位を通過する際は任意の硬度に調節することで、痛みを最小限にしつつ短時間で検査が可能となります。


静脈麻酔を行う

しかし、それでも痛みを感じる方は、静脈麻酔を追加して検査を受ける事ができます。この場合、静脈麻酔により呼吸が浅くなる場合があるため、脈、酸素飽和度をモニタリングをいたします。 ただし、心臓や肺の機能が低下している患者さんには行えない場合があります。


豊富な経験と技術

これらの方法を用いることにより、99.7%の検査で盲腸まで挿入が可能です。


料金の目安

料金の目安は、1 割負担の場合、およそ2,000 円〜10,000 円、3 割負担の場合、およそ6,000 円〜30,000円です。 (使用薬剤、処置内容、生検個数により異なります)


内視鏡問診票、検査の説明・同意書ダウンロード

内視鏡検査問診票

こちらから問診票にあらかじめ記載してお持ち頂くと受付時間の短縮になります。



下部消化器官内視鏡検査の説明および同意書:
大腸内視鏡検査を受けられる方はあらかじめ記載してお持ち頂くと受付時間の短縮になります。
「短期滞在手術同意書」も併せてご記入ください。




予約のキャンセルについて

来院できないことがわかった時点でお電話(03-6225-0551)でご連絡ください。

大腸内視鏡検査は1日に行える検査数にも限りがあり、前もっての準備が必要な検査でもあります。


早めにキャンセルのご連絡をいただければ,検査お待ちの患者さんを拝見することも可能になります。 大腸内視鏡検査を予約された患者さんにご協力をお願いします。


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